ホーチミン市工科大学と共同で、CBS建築教育センターを運営しています。
建築デザインコースとインテリアデザインコースがあり、建築の基礎知識、スケッチ描画から3D‐CADによる建築設計まで、学生から社会人まで幅広い層が学んでいます。
大学からは、教室とコンピュータ、CADソフトウェアの提供を受け、弊社は先生の手配、生徒募集、カリキュラム実施などのオペレーションを行っています。
ホーチミン市工科大学・建築大学の先生方を中心とした教師陣により、日本の二級建築士相当を目指した教育を実施しています。
さらに、ホーチミン市工科大学BIMラボと共同で、BIM技術者育成クラスも開始しています。
学校内授業だけでなく、日本技術や日本の品質管理手法などを紹介する企業向け技術セミナーやホーチミン市工科大学土木工学科において、土木建設技術について、日本人技術者による講演も実施し、港湾ケーソン技術、地下推進工法などなど、機械工学部においてもガスタービン技術など日本の高度な建設技術・機械技術の紹介と普及を目指した活動を行っています。
ホーチミン市には、建設系教育機関として、ホーチミン市工科大学、ホーチミン市建築大学、ホーチミン市交通大学といった国立大学や、バンラン(Van Lang)大学といった私立大学も優秀な学生を輩出しています。
他に、日本の短期大学や高専に相当する教育機関や、建設専門学校も存在します。
建設専門学校は10校程度ありますが、「教育というよりは営利志向が強い。日本の技術も取り入れた真の教育を行いたい。」という一部の先生からの声を受け、ホーチミン市工科大学と共同で、当社CBS VIETNAMの元、CBS建築専門学校を2012年に設立しました。
ホーチミン市工科大学は教室と設備・CADソフトウェアを提供し、当社はカリキュラムの作成・教師陣の手配・学生の募集・学生サポートなど運営全般を担当しています。大学の教室や設備を使用するため、毎週、月曜~土曜の18:30-21:00の夜間学校で、1年間のカリキュラムです。
卒業証書は、技術系トップ大学である工科大学から授与されるため、卒業生にとって高いステータスになっています。APEC(アジア太平洋経済協力)人材養成事業にも選ばれ、2020年5月時点で、学生から社会人まで、22クラス501人の学生が在籍し、卒業生は約5000人、ホーチミン市を中心としたベトナム南部地域の建設会社、設計会社に就職しています。
教師陣は、工科大学や建築大学の先生、ローカル設計会社の経営者など多彩です。若い熱心な先生方は、23名の陣容で、絶えずカリキュラムの改善にも取り組んで頂いています。
当初から建築設計コースとインテリアデザインコースを設けていますが、現在では、3D CADコースと、ホーチミン市工科大学BIMラボと共同でBIMトレーニングコースも行なっています。教室内での学習だけでなく、校外学習として歴史的建造物や低所得者向けアパートなども視察しています。日本から専門家を招いた特別講演も年間に2回行っています。卒業作品展や、学生によるプレゼンテーションは一般公開しています。